この海の突破がナチスとの勝敗を分ける 敵は内と外にあり。ある輸送船の孤高の戦い
1941年夏、北極圏にあるソ連領の都市ムルマンスクは軍事上の重要拠点であり、ナチスはこの地を攻略するべくソ連に対し攻撃を開始した。侵略の危機にあったムルマンスクを守るため、武器を積んだ輸送船が本土からムルマンスク目指して出航する。しかし、船には武器のほかに囚人多数も含まれていた。凶悪な囚人たちは船をハイジャック、輸送船の貨物の責任者である若き将校は囚人たちの制圧とナチス戦闘機の空からの攻撃に、わずかな兵士たちと武装力に乏しい輸送船で立ち向かわなければならなかった。
