アメリカ―メキシコ 裏切りと銃撃の国境線
アメリカで巨額詐欺事件を起こした実業家のチャーリーが20億ドルの秘密口座を携えてメキシコへ逃亡した。チャーリーのメキシコ潜伏は闇社会のネットワークに拡がり、犯罪組織がチャーリーの命と大金を狙って動き出した。メキシコ・ティファナの街を牛耳る犯罪組織のボス・ガルザはライバル組織とのビジネスの失敗から大金を必要としていた。チャーリーの元ビジネスパートナーで事件とのつながりを恐れるロシアン・マフィアも殺し屋チームを雇い、チャーリー抹殺に乗り出す。そして国家の面子をかけてFBI捜査官・ホッブスもまた執念の捜査を行っていた。最も危険な男たちがそれぞれの思惑と欲望を秘め、国境の町・ティファナに結集、事態は一触即発の状態となる。銃撃(バレット)の線(ライン)は避けられない。