美しき姉妹の愛と天下を巡る運命を描く本格歴史ラブロマンス
原家と竇家が皇位の座をめぐって争う時代。原家の当主である原青江(げん・せいこう)は聖人から6人の子供たちが国を守るという予言を聞き、子供たちを集める。子供たちの中にはもう一人の聖人・花斌の双子の娘である花木槿(か・もくきん)と花錦繍(か・きんしゅう)がいた。姉の花木槿は知恵があり優秀で、父親から秘伝の書である「商訓」と「将苑」を託されている。妹の花錦繍は武術が得意で、美しい紫の瞳を持っている。姉妹は一緒に危機を乗り越えた3人の子供たちとともに“小五義”という義兄弟として助け合いながら原家で修行をしていく。原家には、原青江の息子で足が不自由な三番目の公子・原非白(げん・ひはく)がいる。さらに原非白には双子の兄である司馬遽(しば・きょ)がおり、身を隠して“暗宮”を管理している。修行をしていく中で、花木槿と花錦繍は原非白に惹かれていく。司馬遽は花錦繍に想いを募らせるが、本当の身分を明かすことはできない。天下と皇位をめぐる権力争いに巻き込まれ、恋も立場も行き違っていく姉妹。果たして姉妹と“小五義”たちの運命は?そして天下を手にするのは誰なのか…?