アフガン最前線、救助ヘリ墜落! それは最も困難な脱出ミッション
2012年8月、戦況の続くアフガニスタン奥地。この地で展開するスペイン軍レスキュー部隊で救助活動に従事するバレラ大尉(アリアドナ・ヒル)と相棒のトレス大尉(ロベルト・アラモ)率いる隊員たち。バレラたちは、パトロール中に地雷攻撃を受けたスペイン・米国共同部隊(コードネーム・グレイハウンド)のアメリカ人負傷兵2人を救出する際に、搭乗した救助ヘリ・スーパーピューマが事故に遭い不時着、そのまま立ち往生してしまう。そこはタリバン系武装ゲリラ支配地域のど真ん中。バレラとトレスにとっては、不時着したヘリを爆破廃棄、新たに要請した救助ヘリで負傷者を含めた隊員たちを速やかに撤退させるという通常任務に思われた。しかし不時着したヘリを敵地に廃棄したことになればゲリラの勝利として宣伝されてしまう。そのことを恐れたスペイン軍司令部は、破損したヘリコプターの同時回収という超難題の指令を下す。与えられた猶予はたったの一晩。夜の闇が深まる中、ヘリの周囲には多数のゲリラが集結しだし、、現場は地獄と化す。