幼い兄弟の勇気がもたらした奇跡を描く感動の実話
1967年、コペンハーゲン。労働者階級家庭の兄弟、エリック(アルバト・ルズベク・リンハート)とエルマー(ハーラル・カイサー・ヘアマン)は、病気の母親と引き離され、男児向けの養護施設に預けられることになる。施設では、ヘック校長(ラース・ミケルセン)や職員たちがしつけという名のもとに体罰を与えていた。エリックたちは慣れない環境に馴染めず、上級生たちからもイジメの標的にされてしまう。弟のエルマーは内反尖足にも関わらず、宇宙飛行士になるという夢を持っており、エリックは複雑な思いを抱いていた。ある日、叔父が「一緒に暮らそう」と施設を訪ねてくるが、ヘック校長に一蹴されてしまう。悲観したエリックとエルマーは施設からの逃亡を図ろうとするが―