全滅寸前! 非情の国境地帯。 皆殺しの息吹がこだまする。
1993年、トルコ/イラク国境の山頂地帯にあるトルコ軍カラバル駐屯地。そこではクルド人ゲリラとの散発的な戦闘が続いていた。この地で国境警備につく守備隊の新隊長としてベテラン士官ホロゾグルが配属される。新兵たちに檄をとばしゲリラの脅威を説くホロゾグル。彼はかつてクルド人ゲリラのひとり、通称「ドクター」に部下を殺され、復讐の機会を狙っていた。「ドクター」は無線を傍受しホロゾグルに挑発を仕掛ける。両者の憎悪に満ちた応酬が続く日々。ある時、ホロゾグルは女ゲリラを仕留め、復讐への第一歩に近づくかにみえたのだったが…。