韓国で観客動員数1100万人以上突破の大ヒットを記録!
韓国で実際に起こった「釜林(プリム)事件」とこの事件を機に人権派弁護士へと転身した故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を題材に、軍事政権の不条理に立ち向かう姿を丁寧に描くとともに、民主化へと移り変わっていった激動の時代と韓国の暗部も克明にあぶり出す。韓国での公開当時、歴代観客動員数8位になり、1,100万人以上を動員、ロングランヒットを記録した。主人公のソン弁護士を演じるのは、韓国が誇る名優、ソン・ガンホ。主演作は軒並みヒットを記録し、本作が韓国で公開された2014年には韓国トップスター賞や第35回青龍映画賞で主演男優賞を受賞。圧倒的な存在感を放っている。
不当に逮捕されたクッパ店の息子を、アイドルグループZE:Aのメンバーで、本作でスクリーンデビューを果たしたイム・シワンが好演。また、個性派俳優オ・ダルスが弁護士事務所を切り盛りするドンホを人情味たっぷりに演じているほか、ドラマ「太陽を抱く月」のキム・ヨンエ、『悪いやつら』のクァク・ドウォンらベテラン俳優たちが脇を固めている。監督、脚本を務めるのは本作が長編映画デビュー作のヤン・ウソク。
高卒から弁護士になったソン・ウソク。学歴もコネもないウソクはまだ誰も手を付けていなかった不動産登記業務に目を付け、釜山一の税務弁護士へとのし上がっていく。ある日、馴染みのクッパ屋の息子・ジヌが公安当局に突然逮捕され、音信不通だと知る。自分の担当分野ではなかったが、ジヌの母親・スエからの懇願を受け、拘置所へ。しかし、面会に尋ねても会わせてもらうことすらできない。ようやく会えたジヌは、すっかり痩せ細り、顔や身体には無数の痣がある衝撃的な姿だった。ウソクは拘置所での取り調べに不信感を抱き、ジヌの無実を証明しようと立ち上がる――。