現代ドイツの常識に真っ向から挑んだ問題作!!
作品を発表するたび賛否両論の嵐を巻き起こしながらも、コンスタントに映画を製作し、確実にファンを増やし続けているドイツの映画監督・俳優ウーヴェ・ボル。彼は前作「ダルフール・ウォー熱砂の虐殺」での熱が冷めやらぬ間に、第二次大戦時の独裁者ヒトラーや、人類浄化計画を目的に建設したアウシュビッツ「地獄の門」に関する構想を描き始めていた。その矢先、現代ドイツの若者がアウシュビッツの存在を否定する現場に遭遇、ボルを愕然とさせる。このままでは「アウシュビッツ」はなかったことにされてしまう!「誰も教えないなら、俺が教えてやる!」本作はそんな彼の決意表明から始まる。現役高校生へのインタビューと並行し、アウシュビッツでの情景が再現として繰り広げられる。「列車からガス室までの過程である、収容所の〝普通の”一日を描いた」というボル監督だが、ショッキングな映像を、あなたは最後まで見届けることができるだろうか?