カンヌ国際映画祭2014 批評家週間グランプリ含む3賞受賞
この映画の言語は手話である。字幕も吹替えも存在しない。
「愛」と「憎しみ」ゆえに、あなたは一切言葉を必要としない。
セルゲイは聾唖(ろうあ)者専門の寄宿学校に入学する。そこでは犯罪や売春などを行う悪の組織=族(トライブ)によるヒエラルキーが形成されており、セルゲイは入学早々彼らの洗礼を受ける。何回かの犯罪に加担していくうちに、セルゲイは組織の中でより高いポジションを得ていく。やがて彼は、族のリーダーの愛人のひとりで売春をやっているアナに執着し、組織における暗黙のルールを破っていく。