運命の銃弾。それは破滅か、救済か―
新興宗教「三千年紀教会」を主宰する牧師のダン(ピアース・ブロスナン)は、魅力ある風貌・巧みな話術で多数の信者を獲得、ひとつの町を影で支配するまでに至っていた。ある時、ダンはライバルで無神論者の大学教授ブレイロック(エド・ハリス)を誤って銃撃し、意識不明の重体に陥らせてしまう。ダンはその場に居合わせていた彼の下で働くカール(グレッグ・キニア)と自殺に見せかけるように偽装する。後日、警察の捜査が始まるとダンはカールに罪を着せようとし、信者を使ってカールを殺させようとする。犯人に仕立て上げられ命も狙われたカールは妻グウェン(ジェニファー・コネリー)に真犯人を告白するが、ダンの熱狂的な信奉者であるグウェンはカールの話を信じない。窮地のカールは、唯一彼の話を信じる警備員のハニー(マリサ・トメイ)と事態解決に奔走しようとした矢先、武装した男たちに拉致されてしまう。