ナチス極秘戦車・宿命の砲火
ゴールデン・イーグル賞 最優秀作品賞含む4部門受賞
2012年度アカデミショー賞ロシア代表“ロシアのアカデミー賞“と呼ばれるゴールデン・イーグル賞で最優秀作品賞、編集賞、録音賞、音楽賞の4部門で受賞を果たし、2012年度アカデミー賞外国語映画賞ロシア代表作にも選出。その他2012年上海国際映画祭コンペティション部門出品、2012年モントリオール世界映画祭ワールド・グレイト部門出品と海外の映画祭にも出品されている。
第二次世界大戦末期ヨーロッパ東部戦線。戦争の長期化で、敵も味方もすっかり疲弊していた。ソビエト軍が前進すると、戦闘の煙の中 から敵の巨大な戦車が忽然と姿を現わし、ソ連軍に壊滅的な打撃を与え、跡形もなく消え去る、ということが繰り返されていた。その巨大な戦車は、 ホワイト・タイガーと呼ばれて、ソ連軍の間で恐れられたが、神出鬼没なその戦車が本当に存在することを証明できる者はいなかった。ソ連軍司令官 は、ホワイト・タイガーに打ち勝つために、より強力な戦車T-34を製造することを命じる。その指揮を取ることになったのは、戦闘で大火傷を負い、 生死の境をさまよったにもかかわらず、奇跡の復活を遂げた不死身の男だ。彼は、自分の名前も過去も覚えていない。ただホワイト・タイガーが実在し、それに勝たなけ ればならないということのみを理解していた。