500億ドルのエクスタシー。ヨーロッパを震撼させた巨額金融スキャンダルを描く!
1994年、ソ連崩壊後のロシアでは急速な資本主義化で投機熱に沸いていた。数学者のマモントフは投資会社「MMM」を設立、“昨日より高くなる”をモットーに独自の理論と大規模な宣伝戦略によって大衆の心をつかみ、快進撃を続けていた。MMM社の存在に危機感を抱いたメガワズ銀行CEOべリアフスキーは政府のコネで税務局、秘密警察を使いマモントフ打倒にかかるが失敗。そんな中、マモントフの愛娘が何者かに誘拐されてしまう!金か愛か、マモントフの決断は国中を揺るがす大事件となる!