衝撃作『シティ・オブ・ゴッド』の脚本家、B・マントヴァーニが再び描くファヴェーラの真実
ブラジル、リオ・デ・ジャネイロの貧困街、ファヴェーラ。そこで生まれ育ったサンドロは10歳の時、食堂を切り盛りする母親が強盗に虐殺されて以来、ストリート・チルドレンとして仲間と盗みをして暮らしていた。ある日一斉捜査と称し、寝ている子供達を警官が射殺するという、カンデラリア教会虐殺事件に巻き込まれるサンドロ。生き残ったものの、仲間は射殺されてしまう。やがてコカインの所持で入れられた刑務所の中で、サンドロは自分と同じ名前を持つアレサンドロという青年に出会う。まもなくしてアレサンドロと共に刑務所を脱獄。街に舞い戻った二人は強盗を繰り返し、ドラッグに溺れる日々を送るが・・・。